「オンラインカジノを国内でプレイするのは違法?合法?」
「オンラインカジノで逮捕された人っているの?」
山口県阿武町の4,630万円の誤給付により、オンラインカジノが一般に知られました。
これにより、オンラインカジノでのプレイは違法なのか合法なのかに話が広がり、登録を迷っている方もいるでしょう。
そこでこの記事では、オンラインカジノの違法性などについて紹介します。
オンラインカジノで遊んでみたい方は、ぜひ最後まで読み参考にしましょう。
【目次】好きな所からお読みください。
オンラインカジノは違法か合法かグレーか
先に結論からいってしまうと、オンラインカジノはグレーゾーンです。
理由は、オンラインカジノを裁く法律が明確にはないため、違法とも合法ともとれるからです。
過去には、実際に逮捕された事例もありますが、不起訴になった事例もあります。
そのため、グレーゾーンといえるのです。
オンラインカジノを摘発できる法律
オンラインカジノ(賭博)を摘発できる法律は、2つあります。
- 賭博罪
- 賭博場開帳図利罪
2つの法律について、詳しく解説します。
賭博罪
賭博罪には、「単純賭博罪」と「常習賭博罪」の2つがあります。
「単純賭博罪」は50万円以下の罰金または科料を課され、「常習賭博罪」は3年以下の懲役になります。
賭博罪は、公営ではないギャンブルでベットした人を裁くための法律です。
オンラインカジノは、国内でプレイしているため、賭博罪が適用される可能性があります。
賭博場開帳図利罪
「賭博場開帳図利罪」は、賭博をする場所を提供した人間を罰するための法律です。
つまり、オンラインカジノ側に適用されます。
プレイヤーは逮捕されず、合法的な国で合法ライセンスを取得しているオンラインカジノには、適用されません。
国内で賭博場を提供した主催者が、「賭博場開帳図利罪」で裁かれます。
オンラインカジノで摘発され逮捕者が出た事例と
不起訴になった事例
過去には、オンラインカジノで遊んだプレイヤーが、逮捕された事例があります。
2016年3月に、「スマートライブカジノ」で賭博罪で日本人プレイヤーが3人逮捕されました。
逮捕された理由は、以下のとおりです。
- プレイヤーが、SNSでプレイ記録を公開していた
- ライブカジノで、日本人ディーラーとプレイしていた
- ディーラーと日本語でやり取りしていた
以上の理由により、警察は日本でスマートライブカジノが運営されていたと認識され、逮捕に踏み切りました。
逮捕された2人は略式起訴で罰金を支払い、1人は裁判で争い不起訴となっています。
違法性はあるがグレーゾーンである
国内から合法的に運営されているオンラインカジノをプレイした場合、逮捕されることもあれば、不起訴になる場合もあります。
プレイヤーを裁く法律もあるため、違法性はあります。
ただし、不起訴になった事例もあることから、確実に犯罪であるといえないも事実ではないでしょうか。
また、明確なオンラインカジノを裁く法律もないため、オンラインカジノはグレーゾーンであるといえます。
山口県阿武町|4,630万円の誤給付により
オンラインカジノが一般に認知された
記憶に新しい方は、多くいるでしょう。
2022年5月に、山口県阿武町に住む田口翔被告が、誤送金された4,630万円の給付金を、「海外のオンラインカジノで全部使い切った」と発言しました。
この発言により、オンラインカジノの存在が一般に広く知られることになり、オンラインカジノへの規制が厳しくなったのです。
この事件は、2022年12月現在も法廷で争われており、田口翔被告には懲役4年6ヶ月を求刑されています。
判決は2023年2月28日に公表されます。
国内でオンラインカジノをプレイする際の注意点
では、オンラインカジノで遊ぶ際には、どういった点に気をつければいいのでしょうか。
オンラインカジノでプレイする際は、以下の4つに注意しましょう。
- カジノライセンスを取得しているかをチェックする
- 運営会社が合法的な運営を認められた国に所在している
- オンラインカジノでプレイしていることをSNSで公開しない
- 日本人向けのゲームはプレイしない
順番に解説していきます。
カジノライセンスを取得しているかをチェックする
オンラインカジノを選ぶ際は、必ずライセンスの有無をチェックしましょう。
ライセンスとは、合法的に運営している証拠となり、以下のような種類があります。
- マルタライセンス
- キュラソーライセンス
- カナワケライセンス
- ジブラルタルライセンス
なかでも、マルタライセンスは審査が非常に厳しいので、取得が最も難しいライセンスです。
取得しているオンラインカジノは少ないですが、一番信頼性が高いので、安心してプレイできます。
また、人気の高いベラジョンカジノやカジノシークレットは、キュラソーライセンスを取得していますよ。
運営会社が合法的な運営を認められた国に所在している
合法的な運営を認められた国とは、キュラソー島などが挙げられます。
たとえば、ベラジョンカジノを運営している会社は、キュラソー島に所在しています。
合法国でないと運営すらできないため、運営会社の住所がどこにあるかも、必ずチェックしておきましょう。
オンラインカジノでプレイしていることをSNSで公開しない
「スマートライブカジノ」事件は、SNSから特定されました。
SNSで、どれくらい稼いだか、どのオンラインカジノでプレイしているか、ディーラーとプレイしている様子などを公開しないようにしましょう。
SNSは、あくまでも情報収集を行うための場として使うことをおすすめします。
日本人向けのゲームはプレイしない
日本人向けのゲームもおすすめできません。
たとえば、日本人がディーラーをしているライブカジノは、要注意です。
「スマートライブカジノ」事件も、日本人ディーラーとプレイしている様子をSNSにアップしたことが発端となっています。
外国人ディーラーなら、まだ安全性は高いので、ライブカジノをプレイするなら、外国人ディーラーのテーブルを選択しましょう。
まとめ
この記事では、オンラインカジノは違法か合法か、はたまたグレーかについて解説しました。
オンラインカジノは違法性があるため、グレーゾーンです。
当記事で紹介した内容を確認し、安全に楽しみましょう。