オンラインカジノにおけるマネロンの仕組みと事例を紹介

オンラインカジノにおけるマネロンの仕組みと事例を紹介

「マネーロンダリングってなに?」

「カジノはよくマネーロンダリングに使われるって聞くけど本当?」

カジノは、犯罪者集団とディーラーと、キャッシャーが繋がっていれば、簡単にマネーロンダリングができます。

そのため、昔からよく資金洗浄として使われていました。

オンラインカジノでも例外ではなく、直近では山口県の4,680万円事件があります。

この記事では、マネーロンダリングの仕組みやオンラインカジノのマネロン対策について紹介します。

マネーロンダリングの仕組み

オンラインカジノ マネーロンダリング

マネーロンダリングとは、犯罪によって獲得したお金のでどころをわからなくする行為のことです。日本語にすると、資金洗浄になります。

不正によって得たお金を、架空や他人名義の口座に転々と移動させたり、株を購入したりします。

これをすることで、捜査による摘発を逃れ、お金を隠すことができます。

山口県阿武町に住む、田口翔被告が誤送金された4,630万円の給付金をオンラインカジノの口座に移したのも、マネーロンダリングと言われていますね。

カジノでマネロンされる理由3つ

カジノでマネーロンダリングされる理由

カジノでは、昔からマネーロンダリングとして使われていました。

その理由は、主に3つあります。

  • ディーラーやキャッシャーと繋がっている
  • 現金をチップを換金するだけでマネロンができる
  • 現金でやり取りを行うため記録が残らない

順番に解説します。

ディーラーやキャッシャーと繋がっている

ディーラーやキャッシャーと繋がっている

カジノの内部に、犯罪者と繋がっていれば、容易にマネーロンダリングができます。

カジノ内で現金をチップに換金し、ゲームに使えば、現金の流れがわからなくなります。

そして、ディーラーにはチップ、キャッシャーに現金を預けてしまえば、お金の流れはわからず、現金を持たずに退場が可能です。

現金をチップを換金するだけでマネロンができる

マネーロンダリングは、不正に得たお金のでどころをわからなくする行為です。

現金をチップに交換してしまえば、でどころがわからなくなるので、マネーロンダリングは成立します。

現金でやり取りを行うため記録が残らない

カジノでは、現金でやり取りを行います。

オンラインカジノはネット決済なので、ネット上に記録が残ってしまうため、捜査すれば特定が可能です。

しかし、カジノは直接に現金とチップを交換します。

記録が残らず、カジノ内に共謀者がいれば、お金の行方はわからなくなります。

世界的なマネーロンダリング事例

世界的なマネーロンダリングの事例を紹介します。

  • 山口県阿武町の4,630万円事件
  • マカオの大手銀行でマネーロンダリング
  • 指定暴力団による資金洗浄

どんな事件が起こったのか、詳しく解説します。

山口県阿武町の4,630万円事件

記憶に新しい方は、多いでしょう。

山口県阿武町に住む24歳の男性が、新型コロナウィルス対策の臨時特別給付金、合計4,630万円が、自分の口座に誤送金されました。

男性は、振り込まれたお金を「オンラインカジノに使った」と発言し、マネーロンダリングを疑われました。

4,630万円は回収されているものの、24歳の男性は電子計算機使用詐欺の罪に問われ、懲役4年6ヶ月を求刑されました。

マカオの大手銀行でマネーロンダリングが行われた

2005年9月には、米財務省がマカオの大手銀行バンコ・デルタ・アジアを資金洗浄疑惑銀行に指定しました。

マカオの大手銀行が、北朝鮮と不正取引をした形跡があったことから問題に発展。

北朝鮮関連の口座はすべて凍結され、マカオ支店の関連講座も凍結されています。

指定暴力団による資金洗浄

日本でも大きな事件が起こっています。

アメリカの銀行から、名古屋の銀行に約4,000万円が不正に送金されました。

受け取ったのは、指定暴力団山口組に所属していた3人の男。

彼らは不正に振り込まれたお金を引き出したことで、逮捕されました。

他の国から振り込まれたお金も引き出しており、総額9億円以上を国外から不正に得ていました。

オンラインカジノのマネーロンダリング対策

オンラインカジノは、マネーロンダリング対策を行っており、具体的には、以下のような取り組みをしています。

  • 入出金が同じでないと出金できない
  • 本人確認書類を提出しないと出金できない
  • 決済取引はすべてチェックされている
  • 入金額以上をベットしないと出金できない

どんな取り組みなのか、詳しく解説します。

入出金が同じでないと出金できない

エコペイズ ホーム画面

オンラインカジノでは、マネーロンダリングを防止するために、入金と出金が同じ方法でないと、出金できません

たとえば、エコペイズから入金したら、出金先はエコペイズのみです。

ただし、クレジットカードから入金した場合、クレジットカードへの出金ができないため、銀行口座を利用できます。

オンラインカジノでは、エコペイズなどの電子決済サービスなどが、スムーズに決済できますよ。

本人確認書類を提出しないと出金できない

本人確認書類を提出しないと出金できない

本人確認書類を提出して、プレイヤーと入出金者が同じであるかの確認が行われています。

本人確認書類には、パスポートやマイナンバーカード、運転免許証など、顔写真付きで住所が記載されているものが有効です。

出金時に書類の提出を求められるので、あらかじめ用意しておくと、スムーズに出金できますよ。

決済取引はすべてチェックされている

ベラジョンカジノ マネロン対策

オンラインカジノでは、マネーロンダリングなど、犯罪を防止するためにすべての決済取引がチェックされています。

そのためか、出金時には時間がかかります。

SNS上では、出金が遅いなどの口コミが目立ちますが、オンラインカジノ側が正しく運営されている証でもあるため、仕方ないでしょう。

入金額以上をベットしないと出金できない

オンラインカジノ マネーロンダリング防止対策 入金額以上を使わないと出金できない

オンラインカジノで出金をする場合、入金額以上をゲームで使わないと出金できません

各オンラインカジノには、最低入金額が設定されています。

たとえば、$30と設定されていたら、$30を使わないと出金できせん。

まとめ

この記事では、マネーロンダリングの仕組みやオンラインカジノのマネロン対策について紹介しました。

オンラインカジノでは、さまざまな方法でマネロン対策を行っています。

プレイする前には、オンラインカジノの利用規約を読んて理解し、ルールを守ったうえで遊びましょう。

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